2008年/5th/79点日本の同人ゴシックロックユニットの5th。女性ボーカルです。
当初、六弦アリスに対して普通の優良シンフォロックサークルという印象しかありませんでした。また私は同人音楽については主にゴシック系もしくは民謡系しか聴いていなかったので、ノーマルなシンフォロックを基盤とした六弦アリスに対しては実のところまったく興味がなく一度も作品を購入したことがありませんでした。しかし最近になって六弦アリスは急にゴシック路線へと転向。人形首とのコラボレーションを経たことでその方向性の変化は明確になりました。これはゴシックメタラーとしては聴き逃せないと思い今更ながら購入してみたのがこの作品です。
早速聴いてみるとインスト曲を経ての2曲目"螺旋の欠片"が意外にもメロコア寄りのロック曲だったので若干肩透かしを食らいましたが、次曲の"月影カーニバル"からは耽美でダークなアレンジが用いられており正真正銘のゴシックサウンドが展開されています。歌詞が退廃的なのもゴサーにとってはアピールポイント。意外にもメタル色が色濃いのが印象的でした。
クワイヤーの鳴り響くクサクサなアレンジの"月影カーニバル"やソリッドなギターが印象的な"『Code;D』"はメタラーなら一瞬で耳に焼きつくこと間違いなし。櫻井アンナ嬢のソプラノボーカルも同人音楽の基準からいえばトップクラスで同人特有のチープさは一切ないです。総括としては世間の評判を裏切らない高品質な作品でした。